Titanium Mobile ユーザー会 Meetup #1 イベントレポート

Titanium Mobile ユーザー会が立ち上がってからわずか2週間ほどで第1回目の Meetup が開催されました。しかも、 Appcelerator CEO の Jeff Haynie さんと COO の Sandeep Johri さんが講演されるという超強力企画。

来月の CODESTRONG 2012 を前に、 Jeff さんがこれでもかというぐらい今後の Titanium について話をするという内容だったので、これはまだ公式発表があるまでは言っちゃダメかな的な内容を除いてごく簡単にまとめます。

 1. Titanium 3.0

Titanium 3.0 についてアナウンスがありました。 Titanium 3.0 の注目点は

  1. Alloy フレームワーク
  2. 最新プラットフォームと Android のサポート強化
  3. Titanium CLI (Command Line Interface)

でしょうか? 発表はここに書き切ることができないぐらい盛りだくさんでしたが、あえて私が抜き出すならばこれです。

Alloy フレームワーク

Alloy は “合金” の名前を持つ Titanium MVC フレームワークの1つです。 Appcelerator が公式に開発を行っていて、今年の6月に不安定版が一般公開、8月末にプレリリース状態になりました。

どのような位置づけになるのか分からなかったフレームワークなのですが、今回、 Titanium 3.0 で正式に採用されることになったようです。 Backbone.js のような Model 体系になるようで、最適化されたコードが出力されるのでパフォーマンスも良いそうです。

公式に Alloy 推しだったので、既存の Titan に衝撃が走りました。今までの知識が突然使えなくなるわけではないのですが、公式に 3.0 の新機能としてフレームワークが提示されるとドキドキしますね。

Android サポート強化

Android に関しては強力に改善が図られるようで、 Android Emulator の動作が遅いのはどうしようもないから実機でアプリのデバッグを行えるようにする仕組みの導入や、 Android 4.0 から導入された新しい UI パーツである「Action Bar」の正式サポートがアナウンスされました。

実機デバッグサポートによって、カメラや加速度センサーを用いたアプリケーション開発を支援してくれそうです。

iOS 6 に関しても現在は 2.3 RC でとりあえずの対応が取られていますが、 Titanium Studio も含めた正式な対応は 3.0 ということになりそうです。 Facebook インテグレーションや最新の (悪評ある) マップ対応なども 3.0 で取られます。

コマンドラインインターフェースの充実

今現在も Titanium CLI を使うことで Titanium Mobile アプリ開発を行うことはできますが、 3.0 では正式にサポートされるようです。また、新しいコマンドラインツールも提供されるようです。

作業を自動化した高速な開発の実現や、最新機能の検証、既存のプロジェクトを新しい SDK に統合するときなど、先端をいくユーザのために提供されます。個人的にも Titanium Studio を使わないで済む方法が用意されるのは大歓迎です。

2. Appcelerator Cloud Services

BaaS である Appcelerator Cloud Services についても Public Cloud や Virtual Private Cloud 、 Private Cloud についてアナウンスがありました。 ACS に関してもコマンドラインツールが提供されるようで、カスタムコードを手元のマシンで書き、コマンドラインツールを使って検証、デプロイするデモが行われました。

BaaS として Push Notification など、強力な機能を REST な API として呼び出したり、 Titanium に統合されたモジュールとして呼び出すことができる ACS ですが、よりカスタマイズな使い方ができるようになりそうです。

3. CODESTRONG 2012, DEVCHALLENGE, Appcelerator Japan

CODESTRONG 2012 に関してアナウンスがあり、日本の Titanium Developer はスペシャルプライスで参加できてしまうというお話です。なんと 50% OFF で参加できてしまうそうなので、興味がある方は参加されてはいかがでしょうか?

DEVCHALLENGE は Titanium を使った腕自慢コンテストです。優勝賞金は $15,000 で、副賞として CODESTRONG 2012 の参加や Google Nexus 7 のプレゼントがあります。お話の時点で残り7日、現在残り6日が参加期限です。

Appcelerator Japan に関しては立ち上げを考えているが、人材が足りないのが現状で、営業やローカライズができる人大募集とのこと。世界で第2位の Titanium ユーザ数を持つ日本なので、この取り組みは是非とも実現して欲しいですね。

4. Q&A

事前にユーザー会で募集していた質問に答える形での発表ですが、こちらに関してはユーザー会サイトでまとめられると思いますので割愛。1点だけ挙げるならば、日本国内の広告配信との親和性が良くなるそうです。

5. ユーザー会からのお知らせ

何でユーザー会を作ったのか、現状何が問題なのか、などをユーザー会・会長である @yagi_ さんからお話しいただきました。エキスパートとビギナーの乖離が激しい現状を何とかしないと、プラットフォームとして廃れてしまうという考えから、超高速でユーザー会は立ち上がりました。

ユーザー会はゆるーい、Titanium Hacker の集合体です。

6. Lightning Talk

最近白本を出された @sngmr さんの発表。直前に Alloy 推しが発表されてしまって「何それ怖い」状態の発表でしたが、なんと3冊がじゃんけん大会によってプレゼントされました。素敵です。

次に @k0sukey さんの発表。Titanium が得意な iOS アプリ開発から一転、 Android アプリ開発を始めたら茨の道だったという内容かつ「ここを直して欲しい」のラッシュ。 Titanium 3.0 では直っているのでしょうか…?

最後に @d_o_locker さんの発表。パソコンの設定がうまくいかず、その場では懇親会に流れてしまったのですが内容は Android の上で Titanium アプリを作ってしまうと言う TitAnIDE の紹介です。黒魔術が CEO と COO の両名にどのように伝わったのか、私、気になります。

7. 終わりに

1週間ほどの募集期間と、悪天候にも関わらず80名ほどの参加があり、良かったなぁと感じています。特に Titanium 3.0 に関しては非常にエキサイティングな内容で、 Alloy フレームワークを使った Titanium 開発を本格的に行わないとダメなのかなぁと不安にもなる内容 (笑) でした。

ユーザー会では月に1度ぐらいのペースで Meetup イベント (もくもく会) などを開催していく予定です。今後ともよろしくお願いいたします。