書評 : JavaScript と Titanium ではじめる iPhone/Android アプリプログラミング

ありがたいことに、日本は Titanium Mobile の情報を入手しやすい環境が整っています。ブログや Twitter で多くの情報が発信されていますし、日本語で書かれた書籍も、これまでに2冊出版されました。そして、ついに3冊目の書籍が登場しました。

なんと今回は著者の森 真吾さんから献本いただきました。誠にありがとうございます。献本いただくのは人生で初めてですので、とても嬉しく、そして不思議な感覚があります。今回は献本いただいた本をレビューいたします。

JavaScript と Titanium ではじめる iPhone/Android アプリプログラミング

表紙にあるとおり、2012年9月16日現在最新の Version 2.1 に対応している書籍です。 今年後半に開催予定の CODESTRONG のあとに Version 3 が出るらしいのですが、詳細はまだ分かりません。それはさておいて、本の内容です。

「はじめに」に書かれているのですが、はじめてスマホのアプリを作ろうという人が Titanium Mobile を選んだときに、開発環境の構築から躓かないようにという考えのもとに解説されています。

なんとフルカラーです。 Appcelerator への ID 登録から Titanium Studio のインストール、 Xcode や Android SDK のインストールまで全て図版付きで説明されています。私は、環境構築は一番はじめのハードルだと考えているので、これは非常に良いと思いますし、教科書としても使えると思いました。

環境構築のあとは、 Titanium Mobile ができることについて図やサンプルコードを交えながらの説明があり、実践編としてフォトフレームアプリを作るチュートリアルがあります。このチュートリアルは実機への転送説明まで含まれています。

1冊の書籍を通して、 Titanium Mobile による開発を行うための手順が解説されているので、書籍がターゲットにしているはじめてスマホのアプリを作るときに、 Titanium Mobile を選択する人が迷わないで済むようになっています。

ターゲット

JavaScript に触れたことのある Web フロント側のプログラマや、 Flex Builder / Flash Builder を使って AIR アプリを作っている人がスマートフォン向けのネイティブなアプリを作りたいと考えたら、見事にはまる内容だと思いました。

一方で、既に Titanium Mobile に慣れ親しんだ人には物足りないかもしれません。しかし、普段は iOS 向けアプリだけを開発していて、今度 Android も開発を行うという人や、またその逆の場合、開発環境構築を1冊の書籍からキチンと読み解くことができるようになっているので、便利かもしれないとも思います。

蛇足

  • フォトフレームアプリの説明で使われているネコが可愛いです。
  • 緑本、黒本、白本、次はなんでしょうね。